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コラム【美脚による健康】 第5回 足の冷え

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19Nov

第5回は足の冷えについて検証していきます。
女性に多いと言われる症状ですが、近年は男性も増えています。

●冷え症・冷感とは
まず国語辞典によると・・・
「手足や腰などがいつも冷たく感じる症状。また、その体質。女性に多い。」
(大辞林より引用)
「冷えやすい体質。特に、腰から下が冷えること。女性に多い。」
(大辞泉より引用)
冷えている症状や体質ということになっていますが
女性にはお馴染の症状ですが西洋医学では病気と扱われず
症状としてもみなさない(無症状)場合も多いです。
単なる自覚としての症状(不定愁訴)として扱われることも多く
筋骨格、体温、血圧などの個体差を考えると多少冷えがあっても健常者である為
問題なしと考えられています。

●なぜ足が冷たいのか

まず健常者でも足は冷たいものだという認識はあるかもしれませんが
理由をちゃんと知っている方は少ないのではないでしょうか。

・心臓から遠い箇所であるため動脈血の熱のエネルギーが弱くなってしまうこと
・手、足は汗腺(汗を出す腺)が多く汗をかきやすく熱の放出量も大きくなり冷える
・血管を縮める神経(自律神経系の交感神経)が手より足の方がよく働き血流を減らす
・外気温の影響をうけやすい部位である

などいろいろあります。
このそもそも足を冷たくしている理由に病気や不調がプラスアルファされることで
そのまま「症状としての冷え」の原因に繋がっていきます。

●症状としての冷え
重いものでは
・血管障害による血流の不全
(片側のみで足先、ふくらはぎなどが冷えたら要注意かも)
・糖尿病による血液の変化に伴っての血流の低下
(両側、ふくらはぎから下全体的に冷感、しびれを感じたら要注意かも)
・甲状腺などの病気によるホルモン分泌、発汗の異常

糖尿病などに比べ血管の閉塞による障害は局所的なこともあって
悪化するまで判別しづらいかもしれません。
進行すると跛行(歩くときにだるさ、痛み、痺れなど色々症状が出る)→
→安静時の痛み→壊死・潰瘍へと悪化していきます。
冷えの時点で分れば予後も期待できるのではないでしょうか。

最近多いと言われているのが
・自律神経失調
血管にも汗腺にも内臓にも影響を与えるので足だけでなく手も冷えるでしょう
男性にも冷え症が増えている原因がこれとも言われています
 

男性に比べて女性に冷えが多いのは
・女性の方がホルモンバランスを崩しやすく、自律神経に影響が出やすい
・血を送るポンプである筋肉が女性の方が少ない
・女性の方が筋肉より脂肪が多い為、血流が少ない
・そもそも女性の方が体温が低い
 など
理由がわかれば改善できそうなものもあるのではないでしょうか

●足の冷え対策
ここからは一般に行われているであろう冷えの対策について紹介していきます。

むくみや冷えを解消できるとして圧力ストッキングや靴下が売られています。
これらの多くは足の部分には強めの圧力(20~40hpa/hpa=ヘクトパスカル)
ふくらはぎや太ももの方へ上に行くに従って弱い圧力(10~20hpa)になっているので
下から絞りあげるようなイメージによって血流を促す効果があるように思われます。
でも実際は

・太ももを圧迫すると、ふくらはぎ、足への血流が減る
・ふくらはぎを圧迫すると、足への血流が減る。太ももは変わらない
・足首を圧迫すると、足先への血流が減る。ふくらはぎは変わらない

要するに脚の皮膚の血流量においては圧迫を加えることで身体の上から下への
影響はあるが下から上へは無いということになります。
もしかしたら圧迫で軽い虚血状態を作って運動することで可圧トレーニングのように
筋肉を増やして、結果むくみや血流改善の効果がでることもあるかもしれませんが
それなりの負荷の運動、歩く時間が必要になるでしょう。
活動量が少ない人では着用して日常生活を行うだけでは直接的に効果を出すのは
難しいのではないでしょうか。
適切な部位に適度な圧力があるものでは動作時の筋肉の補助をしてくれる効果
はある為、疲れにくくなったり矯正効果を期待できますが
冷えの解消という点ではあまり有効ではないかもしれません。
また、大ももへの圧迫に比べ、ふくらはぎへの圧迫が足の血流へ与える影響は
とても大きく睡眠時に靴下を履くと熱を逃がしてしまう事に関しては
軽減されるかもしれませんが少しの圧力でも足先への血流は減ってしまいます。
靴下を履くより布団をしっかり掛けることで放熱を防いだ方がいいでしょう。

足を温めるのに用いられる方法として
足湯があります。
フットバスやゲルマニウム温浴など
一時期とても流行りました。
足を温めると末端の血管が開いて
足から心臓への血液循環が活発になり
これに伴い足だけでなく
手の血流も活発になります。

これを血管拡張反射といいます。

とても効果的な方法ですが、まず大事なのは入る時間です。
熱めのお風呂くらいの温度だと15分~20分後にはっきりとした効果がでてきます。
それより短い時間ではあまり効果は見込めないということになります。
そしてお湯から出した後は急速に血流量が落ちていきます。
それに合わせて徐々に皮膚温も下がっていくので、すぐ衣類を着けるなど
なるべく熱を逃がさない事も重要です。

また足裏への刺激も足の温度を上げます
足裏へのマッサージやイボイボの付いたマットを踏むなど
細かい刺激を入れてあげると血流が良くなるのはもちろんですが
血流のリズムも一定になる効果も期待できます。

そしてもちろん運動して筋肉を使うことも大事です
ハードな運動にこだわらず
歩くだけでもいいので足の筋肉、特に足の指の筋肉をしっかり使いましょう。

●まとめ
昔から身体を温めることが健康に繋がると言われています。
でも「冷えているから病気になる」(原因)
ということよりも、まずは
「冷えているのは何らかのサイン」(現象)
として冷えをとらえるべきです。
なかなか冷えが解消できない方は温めるのももちろん大事ですが
冷えの原因を探るのも大事ですよ。

2011/11/19
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